2007年10月18日木曜日

3試合ぶり勝利にも…3点目奪えず、なお甘さ

 札幌は下位草津を順当に下し、首位の座を守った。ただ、三浦監督はチームの復調に、十分な手応えを得たわけではなかった。「やっている方も、見ている方もストレスがたまったと思う。3点目が取れていれば問題のないゲームだが」と、相手を突き放す1点を奪えなかったことに不満を示した。  札幌は早い時間帯にダビが待望の先制ゴール。こうなれば、守備を土台とする持ち味が生きる。同点を狙う草津の攻撃を中盤からつぶし、ゴール前へ長いボールを出されてもDF陣が落ち着いて処理した。  初めて右サイドバックで先発した鄭が「良い守備から良い攻撃に結びつける札幌らしいサッカーができた」と話すように、すんなりと2点目も奪った。守備陣はますます余裕を持ち、より確実に、より安全にボールを扱い、草津の焦りを誘った。  サッカーで2点差は微妙なリードといわれる。2-1となると、追い上げる方に勢いが出てしまうからだ。札幌が勝利を確実にするには、主導権を握りながら3点目を奪う必要があった。  実際、後半にもダビや藤田が起点となって数回の決定的なチャンスを得たが、シュートの精度を欠いて追加点ならず。逆にロスタイム、たった一つの守備のミスをきっかけにCKを奪われ、1失点を喫した。  残り時間がわずかということもあり、札幌イレブンも焦らず、2-1でゲームを終わらせた。しかし、三浦監督は3点目を奪えなかった末の失点にチームの甘さを見たようだ。しかもエースFWダビは次節から2試合出場停止。勝ってなお、危機感が募るのも無理はない。  昇格争いが混沌(こんとん)とする中、わずかな甘さが命取りになりかねない。指揮官の表情を見ると、暗雲がぬぐい去られたとは言い難い。
(北海道新聞より引用)

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